『トランス』
STORY
白昼のオークション会場から、ゴヤの「魔女たちの飛翔」が盗まれた!40億円の名画を奪ったのは、ギャングたちと手を組んだ競売人のサイモン。なぜか計画とは違う行動に出たサイモンは、ギャングのリーダー、フランクに殴られる。その衝撃で、サイモンの頭から絵画の隠し場所の記憶が消えてしまった・・・。
アカデミー賞8部門受賞からロンドン五輪の開会式の演出まで手掛け、いつしかイギリスを代表する映画作家へとのぼりつめたダニー・ボイル。名実ともに巨匠の域にまで到達した彼だが、それでいて生み出す映画は、巨匠らしからぬスピード感と鋭さを内包しているのが特徴だ。本作『トランス』も、ダニー・ボイルが本来備えているエッジが強く立っている作品と言える。それも変態的な形に。
本作の魅力は、やはり構造の妙。しっかり構えて視点を定めていると、いつの間にかひっくり返されている。これは『トレインスポッティング』や『シャロウ・グレイブ』の脚本を手掛けたジョン・ホッジの巧さもあるが、やはりそれを映像化したダニー・ボイルのトリッキーな提示が秀逸。催眠<トランス>をメタ的にタイトルに掲げ、宣言するかのように我々を騙しにかかる。ゴヤの名画「魔女たちの飛翔」を強奪する物語は、あたかも「魔女たちの飛翔」の絵そのものの如く、我々をミスリードし、リック・スミスのグル―ヴ溢れる音楽にのって加速し、観客を置き去りにする。この少々強引とも言える手口を、持ち味であるスタイリッシュさで押しこんでくるのがダニー・ボイルのやり方だ。既に巨匠となった彼が、このタイミングでこんな癖のある作品を撮ったことに思わずニヤリとせざるを得ない。
『トランス』
“『トランス』” への27件のコメント
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『パスト ライブス/再会』
お問い合わせ/映画の天才委員会(中井圭・石田文子・田尻博美)
元々急な代打としての試写であったので、映画を観る。という以外予備知識ゼロで挑みました。
スビーディーな展開と上下左右がわからなくなる感覚で、置いていかれそうになりましたが、最後は丁寧ですがすがしい気分にさせられました。
マカヴォイの透き通るようなブルーアイと、トルコのお守りのナザールボンジュウが美しかったです。
ありがとうございました。
面白かった!
大人が楽しめるスリリングな展開にハート目。
何が起こるのか、次の展開がどうなるのか、刺激が欲しい方は 前情報を入れずにどうぞ。
これはデートにもオススメしちゃいたいけど、変態なわたしだけ?
これ以上は、秘密( ´∀`)
やられた!
とにかく面白かったです。
もともとダニーボイルは好きなのですが
今回はとくに SDS(スゲー、ダニーボイル、スゲー)でした。笑
ハイテンションな映像に、四つ打ち音楽が流れ続けて
ラストまでずっと興奮状態でした。
観終わって一時間を過ぎてもドキドキがとまりません。
監督の存在を強く感じる映画でした。
ロザリオ・ドーソンには出てきた瞬間から釘付けでしたよ。
TOMATOのタイトルバックもさすがでした。
音楽、映像とイギリスのスタイリッシュ感あふれる映画でした。催眠療法を軸に何が何だかdeepに謎めいてきて、こちら側も催眠療法にかけられた感、大でした。かなりtranceさせられました。
登場人物の多国籍感もイギリスぽかった。(笑)
ノックする音、携帯のトランスミュージック、バイブ音耳に残る。やばっ!
スピーディーでリズムの良い展開に、片時も目を離せませんでした。
一気に引き込まれて、隙がない!!
最後はまんまと、、、やられました。笑
観終わった後、してやられた感にはにかみ笑いしてしまうような、もう一度最初から観たくなるような、そんな作品です。
今年の新作でNO,1.
自分好みな映画でした。
360°トランス、目が見えない状態で、もがく彼らから目が離せない。
高速道路の描写、ドアノック、サントラ、細部の演出がいちいちシャレてて悔しい。引き込まれっぱなし。こっちこそトランス!
まさにスタイリッシュ・サスペンス!
編集の上手さと音楽の使い方が絶妙!センス良すぎ!
若かりし頃、ロンドンに憧れてた感じを思い出させてくれました。
観客を映像表現で「トランス」させるダニー・ボイルの実験作。
スタイリッシュな映像はいつも通りだけど(今回は揺れない)、本作は特に音響と編集がヤバい。
ストーリーや登場人物のキャラクターが不安定なのも、おそらく意識的なんだろうなあ。
これもひとつのジェットコースタームービーなんだろうか。そんなカテゴリーに分類したらダニー・ボイルに怒られますかね。感覚をグイグイと揺さぶるハイ・テンションな映画でした。オープニングタイトルにTOMATOのクレジットが!なんだか懐かしくなりました。
スピーディーな展開と最後にわかる”事実”….とても面白くスッキリ!!!
催眠…現実に起こるのか、起こせるのか、やってみたい。
もう一度見直そうかな!
ストーリーはそれ程凝っているとは思わなかったけど、謎に満ちたキャラクター設定で感情移入できる人物を作らずフワフワさせておいて、後半一気にたたみ込むリズム感が面目躍如。編集と共に大きく寄与しているのが、アンダーワールドのリック・スミスの音楽。タイトル通りトランシーで、サントラの教科書みたいだと思った。映画館と家では高揚感も違いそう。あと、映像的にはRなシーンもあるけど、ギャングも居るのに丁寧でわかりやすい英語だった気がした。
とにかく 面白かったです‼
途中 現実なのかトランスなのか
ごちゃごちゃで 騙されまくりでしたが
終わってみたら 超 すっきりです‼
必ず もう一度 見直します‼
いやーおもしろかった。これぞダニーボイル!しょっぱなから首根っこをつかまれて引きずり込まれ、最後までグリグリやられました。登場人物の少なさやイギリス臭の強いこの感じがとてもかっこ良いです。画作り&編集の複雑さにも改めてほれぼれしました。中井代表がおっしゃるように出来るだけ情報を入れずに楽しんでください。
人間の業ははかりしれない。
信じているモノはなんなのか。。
記憶辿る人間模様がスリリングに交わり、決して落ち着く間を与えてはくれない。
ボイルらしいスタイリッシュな映像と音楽でいつしかトランスへ導かれていく。。
ボイル、やはりオシャレ。
ダークな映像、グル―ビーな音楽、クセ者ぞろいの俳優たち。
これらが融合して織りなす世界観がカッコよすぎて震えました。
一言でいえばスタイリッシュな映画なのかもしれませんが、ダニー・ボイルの手にかかれば鼻につくオシャレ感やイヤラシさが削げ落ちて、あとには洗練されたカッコよさだけが残ったという印象です。
リアルとフェイクのはざまで観る者を揺さぶり惑わせる映像もさることながら、そこにのっかってくる音楽が実に気持ち良い。
観終わった後、サントラを即買いしました!
予想しない展開にドキドキ、とにかく面白かったです!!
いつの間にかトランスの世界へ引き込まれました。
現実と催眠の世界に圧倒されっぱなし不思議な感覚になりました。
もう一度、見直したいです。
とにかく面白かったです。完全にしてやられます。
あれ、これは難しい映画なのかな?と思いきや、最後の最後で全てが繋がる爽快感。
緊迫したシーンの中で、クスリと笑える素敵な演出。
美女。美男。
はあー、面白かった!
前情報は入れない方が楽しめると聞いていたので、何も見ずに劇場へ。
大正解でした。
予告編すら観ちゃだめです。
「トランス」という作品名だけ頭に入れて、是非劇場に行ってみてください。
人間の欲の深さだったり、様々な感情が混じり合い、凄まじいラストシーンへと導く。
見ている人を混乱させるつくりは見ていて圧倒されました。女って色んな意味ですごいなーって感じました!
高校生の時に見たダニーボイル監督の「トレインスポッティング」が衝撃的で、それ以来すっかりファンな自分ですが、今回の「トランス」もまた最高でした!
とにかく音楽と編集がやはり絶妙ですね。
常にドキドキしながら、最後まで楽しめました。
事前に前情報を何も入れない方が良いという事でしたので、まったく話の内容も出演者も知らず、予告編すら見ずに観ました。
そんな事は、初めてに近い経験なので、これが映画の見方だと痛感しました。
オススメです。
いやー、面白かった!翻弄された!やられた!
絵画の強奪シーンから一気に引き込まれて、
疾走し続ける展開に最後まで釘付け。瞬きするの忘れてたかも。
観てる側をトランス状態にぐいぐい追い込むストーリー。そして音楽。
最高でした。そして、主人公の3人がそれぞれカッコよすぎ!
もう一回見る!あと、サントラ買います!
冒頭からドキドキが止まりませんでした!
独創的な映像と圧倒的な演技にのせられ進んでいくスリリングなストーリーに釘付けになりました。
あれ?
どうなっちゃってるの?~のラスト!
パズルが完成した様な爽快感!
強烈な映像とは真逆にスムーズに流れる音楽が印象的でした。
素敵な映画と出会えました。
有り難う御座いました。
映画を見るときは、キャストやストーリー、BGMなどのことをあれこれ考えながら見る。
記憶と関連づけたりしてね。。なのでストーリーがわからなくなってしまったりもする。
まあでも好きな映画は相当楽しめるのでそれでも十分OKだ。
そしてたまに集中してしまう映画がある、頭の中が空っぽになって映画に入り込むのだ。
そういう時は大概、阿呆のように口が空いている。
映画館は暗いし、自宅の場合一人でない時は、そこまで集中できないから恥ずかしい思いをすることはない
トランスは・・・・20分くらい口を開けていただろうか??
まとめると10分口を開け1時間額にしわを寄せまた10分口を開けた。そんな感じ、集中できますよ。。
しかし20世紀フォックスの試写室は音がイイ。隣の人は効果音で椅子から飛び上がってたからね。
自宅AVルームを作る人の気持ちがわかった気がする。。㌧㌧!!
前情報は何もみないで!という、アドバイスに素直を聞いて大正解。とってもクール、音がカラダの中をながれる感じ。いや、ほんと、クール。
日常が退屈なら半沢直樹見るか、この映画!トランス出来るよ。
この映画のコメントを書けというのは、酷な話です。
語りたくなる要素満載なのに、
絶対に予備知識ゼロで見た方が面白いんだから・・・
現実と妄想 過去と現在、男と女、
オシャレと悪趣味、善と悪・・・。
さまざまな相反する要素を併せ持つ
難解なテーマが絡み合った作品なのに、
それと同時にポップで、
娯楽作として完璧なカタルシスがある
脚本が、とにかく良く出来るんですよ。
(すでに2回観たんですが、本当にスキが無い)
アカデミー受賞、ロンドンオリンピック演出ときて、
ダニー・ボイル監督は絶頂期に入ってる気がします。
リック・スミスの音楽とシンクロし、
複雑な編集でスタイリッシュな映像美を追求しつつ
ストーテリングはあくまで骨太。さすがです。
役者陣もみんないい仕事してますが、
やはり主演のジェームス・マカヴォイがいいですね。
どの映画でも辛い目にあってる印象があるけど、
今回はとくにヒドいw
でもそれが絵になる、不思議なカッコよさを持つ人だと思います。
他にもロンドンの街並みや音楽、ファッション、
西洋絵画についてなど、見所が満載。
見た人の数だけ楽しみ方がある映画で、
ストーリーの全貌を理解するためにも
複数回の鑑賞は必須だと思います。
長々書いてきましたが、一言にまとめれば傑作!です!
トレインスポッティングもスラムドッグミリオネアも両方好きなので、見るのが楽しみな作品でした。
まず感想としては、単純に面白かったです!
テンポが良い音楽、スタイリッシュな映像、色々と考えていても2転3転していくストーリー。
最後の印象として一番残っていたのはやっぱり音。
音の印象が強い映画でした。催眠の音だったり、バックミュージックに対するこだわりがかなり感じ取れる作品の様な気がしました!イギリスが舞台だからかな〜、音楽が話と共に、心にぐいぐい入り込んでくる感じでして。
なんだかそれもまた意図的なのか、凄くインパクトがありました!
ストーリーはというと、着いて行くのがやっとというか、わからない状態でもどんどんスピードは変わらず進んで行く。。。ミステリーな展開のまま、あっという間にエンディングへ。
どんどん明かされて行く真実。
自分の予想とは全く別の展開へと発展していく。
わかりそうで、わからなかった意外な結末。
フフフ、ここまでで辞めにしておきます。続きは映画館でどうぞ!(笑)
この作品を見て、ダニー•ボイル監督ご本人に興味が湧き、他の作品も見たいと思いました!