第38回
天才試写会
2014.7.7 12時41分
『バルフィ!人生に唄えば』
監督:アヌラーグ・バス
出演:ランビール・カプール、プリヤンカ・チョプラ、イリアナ・デクルーズ
試写会開催日:2014年7月7日(月)18時半開場/19時開映
作品公開日:2014年8月より、TOHOシネマズシャンテ、 新宿シネマカリテほか全国公開!
(C)UTV Software Communications Ltd 2012
STORY
聴覚に障害のある純粋な心の持ち主、バルフィ。愛を知らずに育った自閉症のジルミル。何不自由なく暮らしてきた美女シュルティ。身分も境遇も全く異なるふたりの女性が、ひょんなことからバルフィと出会い、本当の愛を知るが・・・
『バルフィ!人生に唄えば』
第38回
天才試写会
天才のひとこと
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『パスト ライブス/再会』
2024.2.5 16時13分
試写会開催日:2024年2月27日
作品公開日:2024年4月5日(金)
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お問い合わせ/映画の天才委員会(中井圭・石田文子・田尻博美)
インド版、話せない高田純次。
出演者の表情がとにかくいい。
終わってからじわじわ感動できる作品。
おもしろい!不勉強ながらインド映画というと「踊るマハラジャ」あたりで時が止まっていて、「きっと、うまくいく」を観て最近は本格的な良作があるんだなぁとのんきに思っていたのですが、本作のクオリティを前にあらためてその地力の高さを再認識させられました。
「きっと、うまくいく」の時も思ったことですが、とにかく映画が娯楽の王道であるお国柄を反映したボリューム満点の内容で、ふつうの映画3、4本をイッキ見したような気持ちになります。数々の名作映画へのオマージュに溢れた、映画愛にあふれた内容についてはもっと詳しい方がレビューされると思いますが、僕が特筆したいのは「ひとりの人妻と、ハンディキャップのある男女の恋愛」というテーマ。報道されていれるようなインドの人権状況、特に女性の地位について考えると、これが娯楽の衣装をまとった、ものすごく挑発的な映画であることが分かります。女性たちの自立を描いた優れた作品として「早く結婚すればいいじゃないか」なんてヤジをとばしているどこかの国のおじさん達にも観て欲しいですね。
驚きました。
まったく予備知識なく観たというのもあるのでしょうが、
予想もできない、大きな愛の映画です。上映時間がちょっと長いですが、大きな心で観ていたら最後に大きな感動に出会いました。
素晴らしいです。
家に帰って妻を抱きしめたくなりました。しませんでしたが。
映像の色が素敵だった。
バルフィの魅力のとりこになった。
障害をも彼自身の魅力に感じた。
瞳が美しい2人の女性も
思わずみいってしまう美しさ。
音楽も良くてサントラが欲しい。
本当に大切なのは愛に満ちたひとつの心だと思改めて感じさせられました。自分の心に正直に。
インド映画って、どうせヒゲのヒーローが踊って唄ってってヤツでしょ?
ってイメージかもしれませんが、
この映画はエンターテイメント溢れ、笑いあり、涙ありの素敵なストーリー。
軽快な音楽に合わせて、身振り手振りの大きなジェスチャーのバルフィーは、無声映画の主人公と重なって感じました。
インド映画はちょっと…という人には是非観て頂きたい作品です。
とっても いい映画‼
映画館で もう一度 ピュアな気持ちで
見直したいです!
久しぶりに ほっこりです‼
よかったなー。
描き方によってはいくらでも重くなる話を、絶妙な軽やかさで(軽いと軽やかはちがうと思ってます)、笑えて深いエンターテイメントに仕上げていました。重い話は軽やかに。これ重要ですよね。
あと、この映画を観て愕然としたのは、いかに自分(達)が言葉によるコミニュケーションに依存しているか。メール、ライン、FBなど。。
気持ちを伝えるための言葉が、言葉にできない気持ちは無いものように思えたり、言葉にすると抜け落ちてしまう感情に気づかなくなったり。まさに言葉に囚われているようで。
その点、バルフィは口がきけないから感情を言語化しないで、感情のママにしておける。
自由で、おおらかで、優しい、彼のパーソナリティはそういうところからもきているような。
世の中の不幸のいくつかは、感情を言葉に変換すること(と、それによる齟齬)からきているのかもしれないと思いました。
そういえば「バルフィ」を観てからインド映画にハマってしまった。
きっとそうなり得る一本。
インド映画はひたすら歌って踊ってる、
カラオケのイメージビデオみたいなものだと連想している人は、
この夏、いつも観ている邦画やハリウッドを一回休憩して、
この映画を選んでみることをオススメします◎
上映時間は、インド映画の平均約3時間にしては短めの2時間半。
(まーそれでも長い)
そして徹夜明けという完全に不利なコンディションで観たにもかかわらず、
一度も眠気が襲ってきませんでした。
ということがこの映画の力を何より証明していると感じたのであります。
「言葉が足りないのではなくて、愛が足りないのだ」
鑑賞後に好きな人や、大切な人に会いに行きたくなりました。
ボクは急いで家に帰ってネコをナデナデしましたが……。
あと、いい映画には、いい音楽が流れていることも再確認でき、
インド映画の奥深さとすばらしさを知りました。
もし今夏1本映画を観るとしたらこれしかないでしょう。
言葉と想いは必ずしも同一線上にあるわけじゃないのだなと。
良くも悪くも感情に直接息を吹きかけるのは言葉。
だけど、本当はそうじゃないんじゃないとの、疑問の提示とその証明。
時間軸が交差して進んでいくストーリーの中、最後に感じる、微笑み的な幸せな感情がこの映画の核。
個人的には警部が、好きでした
2時間半という長めの上映時間ですが、そのぶん、何気ないけど愛しい瞬間や小さな幸せがたくさん詰まっていて、それがどんどん積み上がっていって、最後のエンドロールで涙腺のダムが決壊しました。
バルフィ!こんなに愛すべきキャラが他にいるでしょうか?そう思いました。
思わず横に座っている人の手を握りたくなる、そんな映画です。
なので映画館で観る場合は大切な人と観に行くか、隣の席の人を良く確認してからお座りいただくことをお勧めします。
バルフィ!
バルフィとジルミルの表情が本当に素晴らしい!
こんな風に愛せるなら、言葉なんてひとつの表現に過ぎないと思いました
キャラクターひとりひとりがみんなとても個性的!
バルフィと警部の追いかけっこがとても楽しくて、シーンの音楽もとっても素敵でした
あっという間の2時間半!!
カラフルで出てくるものみんな可愛いかったです!
ヒンドゥー語?、たまに出てくる英語も新鮮でした。
バルフィのただ相手の事を思う真っ直ぐ綺麗な心で人を愛する姿がただ美しかったです。
誰かと喋ったり伝える時つい、まず頭で言葉で文字で考えてしまう時があってそういう時はだいたいそれが邪魔になる。
気持ちのままを体ですぐに表せるバルフィが羨ましくて、本当に憧れます。
そしてシュルティ…美しすぎます!!
彼女が少し表情を変えるだけでスクリーンの中の世界が全く違うものになるように思いました。恋しちゃいそう。
シュルティとジルミルそれぞれがバルフィと見つめあっていたり、笑いあっていたりふざけあっていたりするシーンはセリフがないのですが、何千もの言葉を語る以上に彩りのあるやりとりで心が温かくなりました!
またひとつ自分の人生が豊かになるような映画に出会えて、初インド映画でこれを見られてよかったです。
ありがとうございました。
あと…
バルフィを追う警官の髪型が海原はるか・かなたのはるかさんに似ていて、終始ツボでした!
インドには仕事でよく行くが、舞台になっているダージリンとコルカタ(カルカッタ)には行ったことがない。ダージリンの方はヒマラヤ山脈側なので、ヒマーチャルのマナリーやネパールに似ていて、欧州感がミックスされた高山の避暑地風、朝などテラスでお茶をするのが気持ちいい冷たい空気のあの感じ。そしてコルカタは僕が知っているインドよりもエキゾチックで素敵な雰囲気だった。
世界各国の名作映画へのオマージュと言うだけあって、チャップリンや、バスターキートン、Mrビーン風がところどころに顔を出す。そのバルフィ役のランビールカプールはティムロス、ジルミル役のプリヤンカー・チョープラーはローリンヒル、シュルティ役のイリヤーナー・デクルーズはエマニュエル・シュリーキーにそれぞれちょっと顔が似ている。。途中からジルミルはローリンヒルにしか見えなくなってしまった。
内容に関して、僕などがあれこれ言ったところで、あの素晴らしい感じは到底伝わらないだろう。
本当にいい映画。皆見た方がイイと思う
どこまでもピュアでどこまでもまっすぐなバルフィに心洗われる2時間半でした。
観終わってすぐ、心がキレイなうちに、お花をいけたい!という気持ちになりました。ジルミルのような向日葵と、シュルティのような可憐な百合と、バルフィのようにコミカルだけど優しい表情のカンガルーポーの3種で「花奏」っていう花型なんていいかも!
「きっと、うまくいく」を観て、インド映画ってなんて感情揺さぶられるすんごいエンターテイメントなんだ!と感動したのが去年。今回は、そんなインド映画に対する印象がころんと変わってしまいました。
もちろん感情はものすごく揺さぶられたし、素敵な音楽と綺麗な映像、アイデア溢れる演出にはわくわくさせられっぱなしでした。けれど、この映画はジェットコースターに乗っているような楽しさではなくて、大切な人と一緒にメリーゴーランドやコーヒーカップに乗っているような、派手さはないけれどまったりとした幸福に包まれる、そんなシーンが多かったように思います。
純粋な心の持ち主、バルフィの仕掛けるいたずらや、感情を伝える仕草の一つひとつは、生きる喜びと愛に溢れていました。
「愛してるって、言葉にしてくれなきゃ伝わらないよ」昔からよく聞く女性のセリフのひとつですが、そんなことを言わせない程全身から愛が溢れている、そんな人たちで世界がいっぱいになればいいのに!
ファンタジックなストーリーや意匠に隠された緻密さ!
後半ぐいぐいと引き込まれました。
愛と笑いと優しさにあふれた、素晴らしい映画!
自分の中のトゲトゲしたものが、一気に洗い流された〜。
生きる上での大切なことをいろいろ教えてもらった感じ。
幸せな気持ちになりました。
何においてもつい言葉に頼ってしまうけど
うまく言葉にしようとするまえに
まず相手に伝えたいと思えるほどの感情を持つ、ってことが
当たり前だけどやはり大事なのだなぁ。
あと、バルフィやジルミルのハンディキャップを
必要以上に「かわいそう」と描いたり
安易に感動のきっかけとして使ったりせず
一つの個性として自然に描いていたのも、よかったな。
音楽がアメリのサントラのヤン・テッセン(ティルセン?)っぽいなーなどなど、確実に耳からの情報もあるはずなのに途中サイレントの映画を観ているような気分になりました。セリフが少ないからでしょうね。
アメリ好きや、チャップリンやMr.ビーンなどの無声系コメディ映画好きも絶対楽しめる映画。ピュアなラブストーリーとしてももちろん!
しっかし登場する女優さんがみんな美しくて眼福の二時間半!
インドの女優さん、だいたいタイプです。ほんと綺麗。
主人公バルフィはろうあ者です。
時々音が止んで、バルフィのいる世界を私達も体験することになります。
その時聴こえるのは身体中に響く「ゴゴー」という小さな音のみ。
ちょうど海で貝殻に耳を当てた音に似てました。(本当のところは分かりませんが、映画の中では)
その音に気付くくらい「感じる」ことに集中していました。
全体的にセリフが少なくても表情で伝わることがあり、観ている私も持っている感覚のいずれかが研ぎすまされたような。
個人的に盛り上がったポイントをひとつよろしいでしょうか。
日本語手話とインドの手話(ひょっとしたら国際手話だったかもしれないけど)の単語が一致したところがあって、一瞬バルフィの声が聴こえたこと!
ジルミルとバルフィが久しぶりに再会した時に、
「大きくなったね。俺の顔、忘れちゃった?」
と手話で車中のジルミルに話しかけたところで、バルフィの声や言い回しが私の中に突然降ってきた不思議な体験。(ただし日本語で)
よかったー!手話覚えてた!私もバルフィとちょっとは話せるかも!って・・
ごく個人的な感想ですみません・・
同情を誘うために障害や自閉症を持ち出すのではなく、もっと普遍的なもの、バルフィとジルミルのピュアな愛情でみせてくれたのが良かったです。
自分の心に従うと物事はこじれないんだなーということを、もう一回思い出させてくれました笑
蘇る人生訓。
そして、ここ数年熱くなっては鎮静し・・を繰り返していた『インドに行きたい熱』がまたぐんぐんと上がっていきました。
ありがとう、仕事頑張ります。
なんてピュアなバルフィとジルミル。だけど僕がずっと感情移入してしまったのはシュルティでした。劇中のシュルティ同様、僕も彼らに嫉妬しつつも彼らの純粋さに打たれたんだと思います。
(もちろんシュルティは素敵な心の持ち主でしたが。)
純真で、決して疑わない心をもつ人の強さと輝き。
そして、ふと、ブルーノ・タウトが日本の友人に宛てた手紙にあった言葉を思い出しました。
「いつの時も、楽観主義でいきましょう!」
インド映画のレベルの高さを思い知らされる映画!
「きっとうまくいく」と同じ様に店舗が良く、長いけどストーリーに引き込まれてさくっと見れてしまう作品です。
音楽や映像のセンスも凄く素敵で、見る物を引き込む魅力が、キラキラと溢れだしている映画でした。
バルフィのいたずらだったり、押しの強さは、日本の草食系男子たちにはない、男らしさをとても感じます!!
あんなにまっすぐに人を好きな気持ちをアピールできるって本当に素晴らしい才能だとうらやましく感じました。
こんな人が近くにいたら、大変な騒動が起こるだろうけど、(笑)面白いだろうな〜っ!
とにかく、映画を見終わった後は自分の好きな人への気持ちをより大切にしようという、清々しさで終わる事の出来る映画です!