第45回 天才試写会
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s_パブメイン(軽)
2015.4.3 8時35分

『セッション』

監督:デイミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テイラー、J・K・シモンズほか
試写会開催日:2015年4月3日(金)19時開場、19時半開映
作品公開日:2015年4月17日(金)TOHOシネマズ 新宿(オープニング作品)他 全国順次ロードショー
(C)2013 WHIPLASH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

STORY

偉大なドラマーになるという野心を抱いて、全米屈指の名門校シェイファー音楽院に入学した19歳のニーマン(マイルズ・テラー)は、何とかしてフレッチャー教授(J・K・シモンズ)の目に留まりたいと考えていた。彼が指揮する“スタジオ・バンド”に所属すれば、成功は約束されたも同然だからだ。ある日、一人で練習するニーマンの前にフレッチャーが現れるが、ほんの数秒聴いただけで出て行ってしまう。ところが数日後、ニーマンのバンドのレッスンに顔を出したフレッチャーは、メンバー全員の音をチェックすると、主奏者のコノリー(オースティン・ストウェル)を差し置いて、ニーマンにだけ自分のバンドに移籍するよう命じる・・・。

『セッション』

第45回 天才試写会
天才のひとこと

『セッション』” への20件のコメント

  1. 吉良秀和man
    DCRXプロデューサー

    こんなに汗をかいた映画は久しぶりでした!
    本当に良かった、お世辞抜きに凄い映画でした!

    J・K・シモンズの演技は本当に素晴らしいし、
    マイルズ・テラーの演奏シーンは鬼気迫るものがあり、
    途中息をするのも忘れて見入ってしまいました。
    見終わった後も、スカっとした気分でとても後味が良く、
    ずっとニヤニヤしながら、青山通りを歩いてしまいました。
    間違いなく、自分の好きな映画TOP10に入ります。

  2. 松永美春woman
    アートディレクターの卵

    なにかを極めようとするとき、
    それは煩悩/睡眠欲/世間体とかそういうどうでもいいことと戦ったりしなくてはいけないわけで。
    そんなもの関係なしに、才能を極めていこうとしたら、他人以上の努力をしなくてはいけない。それは彼らが挫折している間に、寝ている間に、こっそりと粛々とやるのですが。文字で書くと簡単だけど、それはとても大変なことで。
    しかも、それがいずれ大成するかも分からずに、いずれ世の中の役に立つんだか褒められるんだか全然分からないけど、悔しいからやっている姿に共感しました。
    仕事柄、自分を追い込まないといけないことが多々あるのですが、
    この映画をみて「あ、自分、まだ血が出てないから大丈夫」って思いました。

  3. RAM RIDERman
    音楽家

    これはアメリカ版「戸塚”バンド”スクール」だ!

    教育とは何か、鍛錬とは何か。究極の領域を目指す人間に対して体罰の是非や教育者としてのモラルを問うことの意味とは。人種や性愛に多様性、寛容性が求められるのであればレクリエーションから精神を追い込むようなスパルタまで教育もまた多種多様であっていいのかもしれない。

    こういうジャンルを一言で表せないような作品が定期的に出てくるので映画はやっぱり面白い。音楽映画としての完成度も高いので爆音で上映する機会があればまた観てみたいです。

    僕は観ようと思った映画に関しては観るまで一切予備知識を入れない派なのでこれ以上は書けませんが観終わった人と一緒に語りたくなる作品だと思いました。

  4. 緒方誠一man
    D-CORD 代表
    http://www.d-cord.com http://www.direction-dcord.com

    アメリカの軍隊物やスポコンの流れに前半はこうなるのかな~と

    ストーリーを先読みしながら覚めた感じで見ていたのですが・・・・

    先生と生徒の二人三脚のサクセスストーリー!!

    映画も中盤過ぎると少しずつ先読みのストーリー展開にうらぎられだして

    ん?ん?と思ってるうちに終盤では怒涛の展開と魂のセッションに手に汗を握るほどの迫力。

    ドラムのリズムにノックアウトな映画でした~!!!男性の方がかなりやられるかも!

  5. 石井里幸man
    SE

    いや〜 どえらいものを観てしまった。
    映画館がBlue Noteと化したような興奮に包まれ、いつの間にやら身体が反応してノッてしまいました。
    演奏場面など、その他多くのシーンが琥珀色を基調としているような感じで、映像がとてもセクシー。
    物語もシンプルで、余計なものなどないよねって感じです。

    ちょっとドラムセット買ってきます。

  6. 山本 雅子woman
    画家

    恐らく生涯忘れられないラストシーンです。
    見ている方もニーマンと共に追いつめられ、振り回され、ぎりぎりまで緊張が高まったところに、あのラスト、ほとんど魔術的体験でした。
    オスカーを取ったJKシモンズはもちろん素晴らしかったけど、主演のマイルズ・テラーがまた凄まじい、久しぶりに限りなく狂気に近づいた目を見ました。

    それから感動的なほどに豊かな罵倒語。
    フレッチャー、あれだけ喋り倒してて、同じ言い回しはほとんどなかったんじゃなかろうか。
    ニーマンがフレッチャーに影響されて、どんどん口が悪くなるんだけど、全く足元にも及ばないのがちょっと面白かったです。

  7. 西寺郷太man
    ミュージシャン、音楽プロデューサー
    書籍:新潮新書「プリンス論」、NHK出版「ウィ・アー・ザ・ワールド(仮)」夏発売、絶賛執筆中。

    自分の中で、生涯ベストにあげることもある『アマデウス』に匹敵する音楽映画だった。

    十代からバンドでデビューするまで、ドラマーだった僕は、やはりドラムという楽器の美しさ、シンプルさ、フォルムを改めて大画面で体感出来たのがまず嬉しい。

    リズムやグルーヴという摩訶不思議な快楽が、どれほど優れた指導者であっても言葉では説明出来ない、伝えきれないものであり、本気の音楽的コミュニケーションは人を悪魔にせざるをえない、常に残酷さを孕むものだ、という事実がここにはしっかりと映し出されている。

    今、ミュージカルで音楽監督をつとめ、沢山の若者をオーディションしたり、指導したり、アイドルをプロデュースすることも多い自分にとって、教官の心情も恐ろしいほどに伝わってきた。

    『セッション』の素晴らしさ、言いふらします。

  8. 田中ひとみwoman
    スタイリスト&デザイナー
    2015.04.23-25 TOKYO PLUS SIZE WeeKEND 中目黒@monstersshop

    なんだよこれ!
    また、凄いの来ちゃった。

    名門音大の重厚な雰囲気とは真逆な…ざわざわとした胸の不協和音。

    もう緊張感がみなぎっているのに、STORYが進むにつれ、何故か官能的なものも刺激されていくのは
    自分のなかでアドレナリンが沸き立ってくるからなのか!?

    想像力を掻き立てられるのも好き。

    この映画の、テラーとシモンズのすべての掛け合いがsessionなんですね。

    最後のシーンは圧巻。
    これはわたしにとっては、またいろんな映画の経験を上書きされました!

    私的に フレッチャー教授のエゴイストな発言が大好きです。
    仕事していて、もうしんどい…ってなったときに
    あのシーンの緩急な叱咤を思い出すと奮い立ちます。

    才能vs狂気!?
    このフェテイッシュなところに刺さるー!!!!!

  9. 山下 尚哉man
    プロデューサー

    「狂気と情熱」
    どんな業界でも今一線で活躍している人は、少なからずこの要素を持っていると思う。
    また、そんな人ほどこの映画に共感を覚えるのではないだろうか。
    もの凄い映画を見てしまった。

    デイミアン・チャゼル監督と主演のマイルズ・テラーの才能に拍手を送りたい。
    チャゼルはカーチェイスや銀行強盗のような、あたかも生死を分ける戦いのように撮影したかった。
    と言っているがまったくその通りになっている。

    ラスト10分。
    きっと、ずっと忘れられないと思う。

  10. 高野晃輔man
    写真家
    長いブランクのあったフライフィッシングを再開し『リバー・ランズ・スルー・イット』の意味がやっと解った気がしてます。

    私は仕事でも作品でもリアリティを大事にする手法をとってます。
    この作品のリアリティは凄いと思ったら、
    監督のデイミアン・チャゼルの自伝的な物語だったのですね。
    それをベースにしたストーリーが絶妙で素晴らしいです。
    見終わった後でメトロに乗るために地下に潜りたくなくてしばらく歩いて帰りました。
    何かに必死になって取り組んでる人には是非見てもらいたい映画です。
    見た後の爽快感と人生のエッセンスもあるので全ての人にお勧めでもあります。
    余談ですがこの映画のキャッチコピーに『わずか3億円の制作費で・・・』とありますが、
    私の知る限り一つの作品に写真家がかけた最大の制作費は3億円で白川義員さんの『南極大陸』です。

  11. 月原光夫man
    アートディレクター

    すごかった!

    なによりドラムっていうのがいい。

    フィジカルな痛みは身に覚えがあるし、スポーツ的な(爽)快感も、寓話的な深みも、笑える軽さもあった。

    ほかの楽器ではこうはならないですよね。

    なんにせよ、バッチバチに噛み合うコミニュケーションっていうのは実は幸せなんじゃないかと。
    押し引きのある駆け引きめいたケースの何倍も。
    主人公が「このやろう」と思ったあの瞬間、立ち会えたことが幸福でした。

    傑作ですね。

    あとものすごく邦題にしにくそうな「Whiplash」という原題(というかこの単語、というかこの曲)いいですよね。
    ストーリーも、ここから発想したんじゃないかと思うほど。

  12. 幸野公美woman
    PM

    すごくすごく面白かったです!
    ずっと、緊張しっぱなしで、めくるめく展開、1度でも真剣に頑張った事のある人は、みんな共感できると思います。(主人公のやり過ぎ感も否めないですが、青春時代には、同じ心持ちで臨んでいたような…!)
    映像の美しさやカット割などが秀逸なんだと思いますが、私の微々たる知識では語れないです。
    兎にも角にも、ワクワク、次の展開にドキドキ、かと思えば、ダークな気持ちにさせといて、さらに、最後スカッとするような色んな事が凝縮されていた107分でした!
    もう一回、見たいです。

  13. 石田文子woman
    コピーライター&『映画の天才』委員会
    息子が保育園に入りました。息子じゃなくて私が泣きました。

    音楽や芸術だけじゃなく、スポーツでも勉強でも仕事でも
    なにかを極めたいと思ったことがある人なら
    誰もが共感をもって「最高!」と言うだろう映画。
    ラストの展開は、どんなに予想しても当たらないほどの
    驚きと興奮に満ちていて、ほんっと最高だった!
    いやー、この種の“魂の交換”を描いた映画は他にないでしょうね。

    そして見終わった後、テラーとシモンズを振り返って思うのだ。
    自分の頑張りやこだわりなんて、まだまだだな、と。

  14. オオタニヒカルman
    NOMAD bag&Goods デザイナー
    4月8日から4月12日まで展示会やってます!ご興味あれば是非!

    映画って良い!思う映画です。
    終始、緊張感とカオス。
    想像し得ないクライマックス。

    音楽って。
    人間って。
    映画って。

    久しぶりに『観て欲しい』と思える映画です。

  15. 安田寿之man
    音楽家
    新作「Nameless God's Blue」ようやく出ました。4/11、渋温泉「渋響」出演。温泉浸かりながらきけるよ。

    フィジカル・メンタル両方の暴力と共に手から血が滴っても、車が横転する程の事故で今度は全身血まみれになっても、決してドラミングを止めない。

    そんなコミカルな非現実にも感情移入させる脚本の細やかさ。俗物的な価値観の故郷の家族や友人がかえって主人公を音楽へ向かわせる挿話や、暴力的な人間が芯に持つ狡猾さや他者への恐怖を表す描写が、アホかいな..というスポ根話をリアルに見せる。

    エンディングはどんでん返しも面白いが、リズム感が最高。演奏自体のビートがストーリーに相乗する。エンドロールへ突入する畳み掛けは、観る度にリズム感に扇動される「時計仕掛けのオレンジ」を思い出した。そう言えば、滝のような罵倒は「フルメタル・ジャケット」のよう。

    リズム感は映画にとっても命だと、他でもないドラムを使って表現した作品である。

  16. 水野 祐man
    弁護士
    せっせと仕事してます。

    ブラスバンド映画だという予想を完全に覆す、サイコスリラー映画。
    まったくもって新しい。

  17. 勝又祐子woman
    アートディレクター

    汗、血、涙が飛んでくるような、疲労感すら感じるような、すごい体験だった。
    1日18時間延べ19日間の狂った撮影で、追い詰められたであろう役者の狂気が、見事に引き出されている気がした。極限に追い込まれることによって開花したアンドリューの才能。それを引き出したフレッチャー。その出会いが善なのか悪なのかは分からないけど、この映画を体験出来たことで2人の出会いに感謝したいと思った。
    「セッション」という邦題はどうなんだろう、軽過ぎないか、、…と最初は思ったけれど、ラスト10分はアンドリューとフレッチャーの極限の「セッション」であることは間違いなかったと思う。

  18. 針崎勝大man
    シンガーソングライター

    よくある学園モノとは匂いが違くて、
    どこかサイコさも感じられるトーンの中での
    究極的な師弟関係にただただ圧巻でした。

    主人公のドラムに対する情熱がどこから湧き上がって来るものなのか、果たしてそれは綺麗なものなのか、多分本人も分かってなく、だからこそ、彼はドラムを辞めないでいたのかも。

    ぐっとに引き寄せられるフィナーレにはやられました。スタンディングオベーションものです

  19. 於保浩介man
    WOWクリエイティブディレクター
    BLUEVOX!というプロダクトレーベルを始めました。http://bluevox.tokyo

    この映画の中で描かれている凄く狭い世界が世界の全てだと思わせる緊迫感というか追い込まれ感が凄い!全勢力を注ぎ込んだモノを失いたくないという狂気の執着心が見事に描かれている。
    そして、その執着心が変質していく様がこの映画の最大の見所なんだと思う。

  20. 近谷直之man
    ミスターミュージック 作曲家
    めんたいぴりりというドラマと舞台の音楽やりました。 いつも主に広告の音楽作曲してます。よろしくお願いします。

    音楽の美しさに感動し、音楽の残酷さに挫折する日々を送る自分にとってとても刺激的な映画でした。
    かなり狂気的な師弟関係でしたが、ラストのアンドリューの顔を見る限り彼にとってよきメンターに出会えたのかなと思いました。
    自分があんな先生と出会っていたら人生どうだっただろうか。。

    追い込まれてからが本番。その言葉を思い知った気がします。
    あとは単純に改めてジャズドラマーってかっこいいって思いました。
    みなにオススメします!

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試写会開催日:2024年2月27日
作品公開日:2024年4月5日(金)
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