第18回天才試写会『空気人形』

< 第18回天才試写会 >
9月10日(木)                       
代用品にならない映画。『空気人形』
(9月26日より全国順次ロードショー)

[c]2009 業田良家 / 小学館 / 「空気人形」製作委員会
天才映画 『空気人形』 >>
額縁の中のリアリティ
映画において大切なことはいくつもあるが、その中でもリアリティは、大きな要素である。しかし、映画におけるリアリティとは、現実に即して、ただリアルであれば良いのではない。この作品には、映画が必要とするリアリティがある。それは、我々が世界に溶け込むためのリアリティ。感覚的な作品でありながらも、高い意識で制御された、“額縁の中のリアリティ”に、映画の素晴らしさを感じた。
「映画の天才」代表 中井 圭
『空気人形』公式サイトはこちら

天才のひとこと
切ない。切ない。切ない。castingが秀逸。ペ・ドゥナの“のぞみ”だから余計に切ない。

宮川寿香/CMプロデューサー

AEON お客さまわくわくデー、ダイハツMOVE 他
ぼくは、自分って空っぽだなあとよく思うので、とても心に響きました。ぼくも空気人形だったのか。あたたかい空気を入れてもらいました。あと、SEXシーンが最高に素敵です。すごいです。

月田茂/CMディレクター

最近はナレーションもやってます。
人形という「外部の視点」で描いているのはあくまで人間。人間のような人形と人形のような人間。段々境がなくなるのが面白くも切ない。僕はもう10年も「心を持った」古びたブラジル産ロボットのキャラクターで歌っているので、すごくすんなりこの映画に共感できました。

安田寿之/音楽家

11月に世界中の童謡を未来的にカバーした4thアルバムを発売します!
何も知らない空っぽの人形に教えるふりをして世の中のダイジナコトを僕らに教えてくれる作品。僕的には「子供に見せたい映画」。PTAには大反対されるだろうけど。

鈴木裕史/放送作家


不思議で変わった世界観の作品なのに、シュールではなく心に響く共感を持って観られたのに驚きました。改めて是枝監督のうまさとすごさを実感できる良作ですね。

久保浩章/株式会社フラッグ代表取締役


孤独なファンタジーでした。誰かにハグされたくなるような映画です。都会の独身にはズキズキする人形&人間模様です。

高橋ヒカル/ライター


ペ・ドゥナの演技が人間以上に人間らしく、彼女のその演技というフィルターを通して、人間の浅はかさやおごり等、いろいろ汚い部分を感じて、人間として心が痛む作品でした。

開大輔/フォトグラファー


心の難しさを改めて痛感いたしました。でも心の必要さも気付かされました。ありがとう。ごめんなさい。

竹岡和範/お笑い芸人

とんねるずのみなさんのおかげでした10月初頭のスペシャル“細かすぎて伝わらないモノマネ選手権15”に出演予定です。
絵がきれいで印象的でした。カメラが常に動いていてFIXのときもビミョーに動いているのが効果的でベンキョウになりました。主人公が日本人じゃなくてなるほどと思いました。良いファンタジー映画ですネ(ホラー?)

高橋秀明/デザイナー

画期的メガネブランドJINSの広告つくりました。
まさか、こんな終わりになるなんて。切なすぎます。きれいな心を持ち続けたいものです。

砂井由美


空気人形の中の、空気になってあげたい?なりたい?と思いました。

岡崎克紀/電通・CDC・プロデューサー

最近よく物が壊れます。
心を持ったペ・ドゥナ(人形)の目にする瑞々しい世界が印象的だった。悩み苦しむ彼女が何より人間らしく見えました。

清水類/コピーライター

パナソニックの広告など地味に作ってます。
アニメやパペットではない「人形」を鑑ました。「心」の捉え方が面白かった。

澤田幸/グラフィックデザイナー・映像作家

cro-magnon PV「Midnight Magic feat.Roy Ayers」と「TokyoTimes feat.三宅洋平」の2本を制作
人間の孤独なすきまに現れたかわいい空気人形。笑い飛ばしたいけどなぜか笑えない。私が空気人形になってしまった様に!

緒方誠一/D-CORD代表


たぶん、今の世の中はみんなたくさん「?」を抱えていると思うんです。その「?」は人によって様々なんだけど、この映画はその人間たちの「?」を代表していて、なぜだかふと立ち止まって、不思議な感動を覚えました。人間にとって「ピュア」であることは、もの凄く大切なことだと私は思います。

Susie/デザイナー兼スタイリスト

・ニッセンのスマイルランドにて「森三中×スージー」のインタビューアップ中。 ・9/16~23 新宿伊勢丹ヤングクローバー2F MONSTERDROPS期間限定イベントやります!! ・9/5発売の日経エンターテイメントにちょこっと「Susie」載りました(笑い) がんばりまーす。
主人公の女の子が本当に人形に見える瞬間があり、ドキッとしました。影が切なかったです。流れるくうう期間や建物などの絵の感じが好きでした。まさか途中であんなことになると思わなかったので・・・。ハッピーエンドを期待していたのに・・・。切ないなぁと・・・。

高橋カオリ/ヘアメイク


原作が好きで、どんな映画になるんだろうと思ってきました。映画になるってこういうことなんだなぁと思いました。人形なのに人間みたい。人間なのに人形みたい。美しい映画でした。

前島操/CMプロデューサー

もうすぐ(9/15発表)ユニセフのホームページで世界の子供たち(大人も)を病気から守るための手洗いダンスが公開されますので、ぜひお試しを。インフルエンザもゲキタイします。
はじまってからおわるまで1秒も悲しくない時がなかったです。

友久陽志/ディレクター

映画「或る音楽」が10/17~30まで吉祥寺バウスシアターでレイトショー上映やります。
世の中は不条理ですが、のぞみの生き方がきれいだと思いました。世間のいやな部分ばかり見た彼女がそれでも「こころを持ってよかった」と言ったシーンにぐっときました。すみません、ぜんぜん“天才”な感想ではないですねー。でもいい映画でした。友だちにすすめたいと思います。

永友鎬載/コピーライター

アステラス製薬・企業広告“病気が教えてくれたこと”
ちょっと悲しい終わり方でしたが、人の心のスキマっつーもんが、ちょっといとおしく感じました。なんでだろ。しかし、是枝さんという人は、細かいところまでこだわってすごいす。来てよかった。

加藤剛/コンテンツクリエイティブプランナー

絶対に結婚しないと思っていた親友が、スピード結婚することになりました。世の中は、何があるかわかりません。仕事と関係ないニュースですみません。
現実なのか、非現実なのか混乱しました。物には、気持ちがあるのかもしれません。なんでも大切にします。

繁田美千穂/スタイリスト


心を持つのは苦しい。でも、生んでくれてありがとう。そこまでは、ただの恋愛映画だと思ってました。キレイで、切なくて、ちょっと怖い、人間の孤独と向きあう想像以上の映画でした。

山口真理子/コピーライター


胸が痛く早く終わって欲しくもあり、長い時間を共有したくもあるそんな空気人形。自分に対する罪悪と、他人と共存することの有り難さを感じる貴重なフィルム。

中武哲也/Production I.G.プロデューサー

2009年10月6日 日テレ系にて「君に届け」OA予定
“ある視点”でした。めんどくさがりの青年の視点でした。元気な人とか女の人とかの視点で見るとズッゴケるので、気をつけて。(自分もめんどくさがりだと思ってましたが、ここまでじゃないや、と。)

大石恵美子/電通 アートディレクター

会社員やりながら高校の講師もやってます。
あとから、じんわりじわじわ~っと感じてくる映画のような気がします。あのシーンの男はどんな気持ちだったんだろうと想像するのが楽しみです。空気人形のあのシーンの心持ちを私も感じる時があるんだろうかと想像すると楽しみです。

MASAKO


人間が妙にリアルで、きもちわるいとも思えるが、きもちよくもあった。誰もがかくしたがる影のような部分を人形は持っておらず、素直というかじゅんすいすぎるくらいの心で見た時、死までの時間を必死にあがいている人間はどのように見えるのだろう。心を持つことはせつないことも悲しいこともうそをつきたくなる時もあるけれど、心があるから嬉しいや楽しい、きれいを感じることができて、負の部分をわかることが出来るから逆のことをわかることができるんだよなぁと思った。

名倉瞳/文京学院大学


人形に命がふき込まれるという聞いたことのありそうな話に生命を持ってしまった人形がどう生きて、どう自分の中で答えを出すのかといったことをはぶいていることで違う見方の出来る作品だったと思う。私にはこの作品を通し、監督が何を言いたいのかは分かりませんでした。しかし、現実の社会を現実以上にリアルにとらえていたような気がします。それが人形という無機質なものを通し、感じることが出来る作品でした。

長井智和/文京学院大学